Apache HTTP サーバ バージョン 2.5
説明: | 二つ以上のマルチプロセッシングモジュール (MPM) で実装されているディレクティブのコレクション |
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ステータス: | MPM |
説明: | Treat some errors accepting a new connection as non-fatal to the httpd process. |
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構文: | AcceptErrorsNonFatal ON |
デフォルト: | OFF (ECONNREFUSED, ECONNABORTED, ECONNRESET cause the process to
exit) |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | event , worker , prefork |
互換性: | 2.5.1 and later |
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説明: | Apache がコアダンプする前に移動を試みるディレクトリ |
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構文: | CoreDumpDirectory directory |
デフォルト: | デフォルトの設定は説明文を読んでください |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | beos , mpm_winnt , prefork , threadpool , worker |
Apache がコアダンプする前に移動を試みるディレクトリを制御します。
デフォルト値は ServerRoot
ディレクトリですが、このディレクトリはサーバの実行されているユーザ権限で
書き込み可能であるべきではないので、通常はコアダンプは書き込まれません。
デバッグのためにコアダンプが必要であれば、
このディレクティブを使って他の位置にコアダンプを書き出すようにできます。
Apache が root として起動されて、別のユーザの権限に以降した場合は
Linux のカーネルはディレクトリがプロセスの権限で書き込み可能な場合でさえも
コアダンプを無効にします。Apache (2.0.46 以降) は
Linux 2.4 以降ではコアダンプを行なうように再指定しますが、それは
CoreDumpDirectory
を明示的に設定したときに
限ります。
説明: | クラッシュの後に例外ハンドラを実行するフックを有効にする |
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構文: | EnableExceptionHook On|Off |
デフォルト: | EnableExceptionHook Off |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | prefork , threadpool , worker |
互換性: | 2.0.49 以降 |
安全上の理由から、--enable-exception-hook
configure
オプションを有効にした場合にのみ、このディレクティブを利用できます。
外部モジュールをプラグインして、子がクラッシュした後に何か実行できるような
フックを有効にします。
このような外部モジュールは、既に二つ存在していて、
mod_whatkilledus
と mod_backtrace
がこのフックを活用します。これらの詳細については Jeff Trawick
さんの EnableExceptionHook site を参照してください。
説明: | 穏やかな停止をかけた後、終了するまで待つ時間 |
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構文: | GracefulShutDownTimeout seconds |
デフォルト: | GracefulShutDownTimeout 0 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | prefork , worker , event |
互換性: | 2.2 以降 |
GracefulShutdownTimeout
には
サーバーが "graceful-stop" シグナルを受け取ってから現在の
リクエストの処理を最大で何秒間続けるかを指定します。
この値をゼロに設定すると、処理中として残っているリクエストが 全て完了するまでサーバーは終了しません。
説明: | サーバが listen するIP アドレスとポート番号 |
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構文: | Listen [IP-address:]portnumber [protocol] |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | beos , mpm_netware , mpm_winnt , mpmt_os2 , prefork , threadpool , worker , event |
互換性: | Apache 2.0 から必須ディレクティブ。protocol 引数は 2.1.5 で追加。 |
Listen
ディレクティブは Apache
が特定の IP アドレスやポート番号だけを listen するように指定します。
デフォルトでは全ての IP インターフェースのリクエストに応答します。
Listen
ディレクティブは
現在は必須のディレクティブとなりました。
もし設定ファイルになければ、サーバは起動に失敗します。
これは以前のバージョンの Apache から変更のあった部分です。
Listen
ディレクティブでは、特定のポートあるいは
アドレスとポートの組み合わせから入ってくるリクエストに対して
応答するように指定します。
もしポート番号だけが指定された場合は、サーバは全インターフェースの
指定されたポート番号に対して listen します。
IP アドレスがポートとともに指定された場合は、
サーバは指定されたポートとインターフェースに対して listen
します。
複数のアドレスとポートに対して listen するように、
複数の Listen
ディレクティブを使うこともできます。
サーバは列挙されたアドレスとポート全てからのリクエストに対して
応答します。
例えば、サーバが 80 番ポートと 8000 番ポートの両方の コネクションを受け入れる場合は、次のようにします。
Listen 80
Listen 8000
二つの特定のインターフェースとポート番号からのコネクションを 受け入れるようにするには、次のようにします。
Listen 192.170.2.1:80
Listen 192.170.2.5:8000
IPv6 アドレスは角括弧で囲まなければなりません。 例えば次の例のようにです。
Listen [2001:db8::a00:20ff:fea7:ccea]:80
protocol オプション引数は通常の設定では必要ありません。
無指定の場合、443 番ポートには https
が、他のポートには
http
がデフォルト値として使用されます。
protocol 指定は、どのモジュールがリクエストを処理するかを決定し、
AcceptFilter
によるプロトコル特有の最適化を行うようにします。
非標準なポートで運用している際にのみ protocol 指定が必要になります。
たとえば https
なサイトを 8443 番ポートで運用している場合 :
Listen 192.170.2.1:8443 https
Listen
ディレクティブを指定してしまうと、Address already in use
というエラーメッセージを受けることになります。
説明: | 保留状態のコネクションのキューの最大長 |
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構文: | ListenBacklog backlog |
デフォルト: | ListenBacklog 511 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | beos , mpm_netware , mpm_winnt , mpmt_os2 , prefork , threadpool , worker |
保留状態のコネクションのキューの最大長です。
一般的には調整する必要はありませんし、調整は望ましくありません。
しかし、TCP SYN フラッドアタックの状況下におかれる場合に、
増やした方が望ましいシステムもあります。
listen(2)
システムコールのバックログパラメータを
ご覧下さい。
この値は OS により、小さな数に抑えられます。 値は OS 毎に異なっています。また多くの OS では、 バックログとして指定されている値ちょうどまで使っているわけではなく、 設定されている値に基づいて (通常は設定値よりも大きな値を) 使っていることに注意してください。
説明: | Ratio between the number of CPU cores (online) and the number of listeners' buckets |
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構文: | ListenCoresBucketsRatio ratio |
デフォルト: | ListenCoresBucketsRatio 0 (disabled) |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | event , worker , prefork |
互換性: | Available in Apache HTTP Server 2.4.17, with a kernel supporting
the socket option SO_REUSEPORT and distributing new connections
evenly across listening processes' (or threads') sockets using it (eg. Linux
3.9 and later, but not the current implementations of SO_REUSEPORT
in *BSDs. |
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説明: | Limit on the number of connections that an individual child server will handle during its life |
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構文: | MaxConnectionsPerChild number |
デフォルト: | MaxConnectionsPerChild 0 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | event , worker , prefork , mpm_winnt , mpm_netware , mpmt_os2 |
互換性: | Available Apache HTTP Server 2.3.9 and later. The old name
MaxRequestsPerChild is still supported. |
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説明: | free() が呼ばれない限り、
主メモリアロケータが保持し続けられるメモリの最大量 |
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構文: | MaxMemFree KBytes |
デフォルト: | MaxMemFree 0 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | beos , mpm_netware , prefork , threadpool , worker , mpm_winnt |
MaxMemFree
ディレクティブは
free()
が呼ばれない限り、
主アロケータが保持できる空のメモリの最大値をキロバイト単位で設定します。
設定されていないか、零に設定されているときは、無制限になります。
説明: | Maximum number of connections that will be processed simultaneously |
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構文: | MaxRequestWorkers number |
デフォルト: | See usage for details |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | event , worker , prefork |
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説明: | アイドルスレッドの最大数 |
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構文: | MaxSpareThreads number |
デフォルト: | 詳細は使用法をご覧下さい。 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | beos , mpm_netware , mpmt_os2 , threadpool , worker |
アイドルなスレッドの最大数です。異なる MPM ではそれぞれ、 このディレクティブは異なる取り扱われ方をされます。
worker
,
threadpool
では、
デフォルトは MaxSpareThreads 250
です。
この MPM はアイドルスレッド数をサーバ全体で監視します。
サーバでアイドルスレッド数が多すぎる場合は、
この数字よりも少ない数になるまで子プロセスを終了します。
mpm_netware
では、
デフォルトは MaxSpareThreads 100
です。
この MPM はシングルプロセスで実行されますので、
スペアスレッド数もサーバ全体で勘定します。
beos
と mpmt_os2
は
mpm_netware
と似た挙動をします。
beos
でのデフォルト値は MaxSpareThreads 50
です。mpmt_os2
でのデフォルト値は 10
です。
MaxSpareThreads
の取る値には制限があります。
Apache は次の規則に従って自動的に補正します。
mpm_netware
は
MinSpareThreads
よりも大きい必要があります。threadpool
,
worker
では、
MinSpareThreads
と
ThreadsPerChild
で決まる総和と等しいか大きい必要があります。説明: | リクエストに応答することのできる アイドルスレッド数の最小数 |
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構文: | MinSpareThreads number |
デフォルト: | 詳細は使用方法をご覧下さい。 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | beos , mpm_netware , mpmt_os2 , threadpool , worker |
リクエストに応答するスレッド数の最小値です。 異なる MPM ではそれぞれ、 このディレクティブは異なる取り扱われ方をします。
worker
,
threadpool
では、
デフォルトは MinSpareThreads 75
で、
アイドルスレッド数をサーバ全体で監視します。
もしサーバに十分な数のアイドルスレッドがなければ、
アイドルスレッド数がこの数 number よりも大きくなるまで
新しい子プロセスが生成されます。
mpm_netware
では、
デフォルトは MinSpareThreads 10
で、
シングルプロセス MPM ですので、サーバ全体で管理されます。
beos
と mpmt_os2
は、
mpm_netware
によく似ています。
beos
でのデフォルトは MinSpareThreads 1
です。mpmt_os2
でのデフォルトは
5
です。
説明: | デーモンのプロセス ID をサーバが記録するためのファイル |
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構文: | PidFile filename |
デフォルト: | PidFile logs/httpd.pid |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | beos , mpm_winnt , mpmt_os2 , prefork , threadpool , worker |
PidFile
ディレクティブで、
デーモンのプロセス ID をサーバが記録するファイルを設定します。
ファイル名が絶対パスでない場合は、
ServerRoot
からの相対的なものとして扱われます。
PidFile /var/run/apache.pid
サーバが ErrorLog
や TransferLog
を閉じて開き直したり、設定ファイルを
再読込したりさせるために、サーバにシグナルを送ることができると
便利なことがあります。
これは SIGHUP (kill -1) シグナルを PidFile
に書かれているプロセス ID に送ることでできます。
PidFile
には、ログファイルの設置位置や
セキュリティ
と全く同じ注意点があります。
Apache 2 では、
apachectl
スクリプトのみを使用してサーバの (再) 起動や停止を
行なうことを推奨しています。
説明: | TCP 受信バッファサイズ |
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構文: | ReceiveBufferSize bytes |
デフォルト: | ReceiveBufferSize 0 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | beos , mpm_netware , mpm_winnt , mpmt_os2 , prefork , worker |
サーバは TCP 受信バッファサイズを指定されたバイト数に設定します。
0
にした場合、OS のデフォルト値が使用されます。
説明: | 子プロセスと連携するためのデータを保存する ファイルの位置 |
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構文: | ScoreBoardFile file-path |
デフォルト: | ScoreBoardFile logs/apache_status |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | beos , mpm_winnt , prefork , threadpool , worker |
Apache は親プロセスと子プロセス間の通信にスコアボードを用います。 この通信機能にファイルを必要とするアーキテクチャもあります。 ファイルが指定されていなければ、Apache はまずメモリ上 (匿名共有メモリ) にスコアボードを作ろうとし、それが失敗すると ディスク上にファイル (ファイルベースの共有メモリ) を作ろうとします。 このディレクティブを指定すると、Apache は必ずディスクにファイルを生成します。
ScoreBoardFile /var/run/apache_status
ファイルベースの共有メモリは、サードパーティー製のアプリケーションで スコアボードに直接アクセスする必要がある場合に役に立ちます。
ScoreBoardFile
を使う場合、
RAM ディスク上に置くとスピードが向上するでしょう。
しかし、ログファイルの設置位置や
セキュリティ
と同様の注意点があるので、注意してください。
説明: | TCP バッファサイズ |
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構文: | SendBufferSize bytes |
デフォルト: | SendBufferSize 0 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | beos , mpm_netware , mpm_winnt , mpmt_os2 , prefork , threadpool , worker |
サーバは TCP 送信バッファサイズを指定されたバイト数に設定します。 高速で高レイテンシな環境で (例 100ms 程度、大陸横断高速通信路など) 古い一般的な OS のデフォルト値を増やすのに非常に便利です。
0
にした場合、OS のデフォルト値が使用されます。
説明: | 設定可能なサーバプロセス数の上限 |
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構文: | ServerLimit number |
デフォルト: | 詳細は使用法を参照 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | prefork , threadpool , worker |
prefork
MPM の場合は、このディレクティブは
Apache プロセス稼働中における
MaxClients
に設定可能な上限値を設定することになります
(訳注: prefork の場合は同時クライアント数 = サーバプロセス数なので)。
worker
MPM の場合には、このディレクティブは
ThreadLimit
ディレクティブと組み合わせて、
Apache プロセス稼働中における
MaxClients
に設定可能な上限値を設定することになります。
このディレクティブを変更して再起動(訳注: apachectl
restart)しても無視されますが、
MaxClients
は再起動で変更することができます。
このディレクティブを使用する際は特に注意してください。
ServerLimit
が必要以上に大きな値に
設定された場合は、余計な未使用共有メモリが割り当てられます。
ServerLimit
と
MaxClients
がシステムの扱える範囲を越えた設定値になっていると、
Apache は起動しないか、起動しても不安定になるでしょう。
prefork
MPM では、
MaxClients
を 256 (デフォルト) よりも大きな値に設定する必要がある時にだけ使用してください。
希望の MaxClients
数とくらべて、必要以上に大きな値を指定することは避けてください。
worker
,
threadpool
MPM では、
MaxClients
と
ThreadsPerChild
の設定で 16 サーバプロセス (デフォルト)
以上必要になる場合にのみ使用してください。希望の
MaxClients
と
ThreadsPerChild
とくらべて、必要となるサーバプロセス数以上に大きな値を
設定することは避けてください。
ServerLimit 20000
という制限付きでコンパイルされています
(prefork
MPM では 200000
) 。
これはスペルミスによって誤って酷い状況になるのを、
回避するための処置です。
説明: | 起動時に生成される子サーバプロセスの数 |
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構文: | StartServers number |
デフォルト: | 詳細は使用方法を参照 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | mpmt_os2 , prefork , threadpool , worker |
StartServers
ディレクティブは、
起動時に生成される子サーバプロセスの数を設定します。
プロセス数は負荷に応じて動的に制御されますので、
通常はこの値を調整する理由はあまりないでしょう。
デフォルト値は MPM ごとに異なります。
threadpool
,
worker
は StartServers 3
です。
prefork
は 5
で、
mpmt_os2
は 2
です。
説明: | 起動時に生成されるスレッドの数 |
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構文: | StartThreads number |
デフォルト: | 詳細は使用方法を参照 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | beos , mpm_netware |
起動時に生成されるスレッドの数です。 スレッド数は負荷に応じて動的に制御されますので、 通常はこの値を調整する理由はあまりないでしょう。
mpm_netware
でのデフォルトは
StartThreads 50
で、
この場合プロセスは一つしかないので、
起動時にリクエストに応答するスレッドの総数となります。
beos
でのデフォルトは StartThreads
10
です。
また、起動時に生成されるスレッドの総数にも反映されます。
説明: | 設定可能な子プロセス毎のスレッド数の上限を 設定します |
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構文: | ThreadLimit number |
デフォルト: | 詳細は使用方法を参照 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | mpm_winnt , threadpool , worker |
互換性: | Apache 2.0.41 とそれ以降の mpm_winnt
で利用可能 |
このディレクティブは
Apache プロセス稼働中における
ThreadsPerChild
に設定可能な上限値を設定します。再起動時にこのディレクティブの値を
変更しても無視されますが、
ThreadsPerChild
は再起動中に、このディレクティブで指定された上限値まで
変更することができます。
このディレクティブを使用する際は特に注意してください。
ThreadLimit
が
ThreadsPerChild
よりもずっと大きな値に設定された場合は、
余計な未使用共有メモリが割り当てられてしまいます。
ThreadLimit
が
ThreadsPerChild
の両方がシステムの扱える範囲を超えている場合は、
Apache は起動しないか、起動したとしても不安定になるでしょう。
このディレクティブの値は今使用している Apache の ThreadsPerChild
の予想上限値を
超えた値には設定しないでください。
ThreadLimit
のデフォルト値は
mpm_winnt
のときは 1920
で、
他の場合は 64
です。
ThreadLimit 20000
(mpm_winnt
の場合は ThreadLimit 15000
)
という制限付きでコンパイルされています。
これはスペルミスによって誤って酷い状況になるのを、
回避するための処置です。
説明: | 子プロセスそれぞれに生成されるスレッド数 |
---|---|
構文: | ThreadsPerChild number |
デフォルト: | 詳細は使用方法を参照 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | mpm_winnt , threadpool , worker |
このディレクティブは、それぞれの子プロセスで生成される
スレッド数を設定します。
子プロセスは開始時にこれらのスレッドを生成して、
その後は生成しません。mpm_winnt
のような、
子プロセスが一つしかないような MPM を利用しているのであれば、
この値はサーバの負荷全体を十分取り扱える程度に、
大きくなければなりません。worker
のような、
子プロセスが複数あるような MPM を利用しているのであれば、
サーバの通常負荷を十分扱える程度に、
スレッド総数が多くなければなりません。
mpm_winnt
での ThreadsPerChild
のデフォルト値は 64
で、他の場合は
25
です。
説明: | クライアントのコネクションを受け持つスレッドが使用する スタックのバイト数 |
---|---|
構文: | ThreadStackSize size |
デフォルト: | NetWare では 65536。他の OS では違った値 |
コンテキスト: | サーバ設定ファイル |
ステータス: | MPM |
モジュール: | mpm_netware , mpm_winnt , threadpool , worker |
互換性: | 2.1 以降 |
クライアントコネクションを受け持ち、コネクション処理に必要なモジュールの
呼び出しを行なっているスレッドの、(自動変数用の) スタックサイズは
ThreadStackSize
ディレクティブで指定します。
大抵の場合 OS の指定しているスタックサイズのデフォルト値は
適切なものですが、調整が必要になる場合もあります:
ThreadStackSize
で OS のデフォルト値より大きな値を指定することで解決します。
サードパーティ製モジュールでこの処置が必要であると記載されている
場合か、Apache の出力するメッセージでスレッドスタックサイズが
小さすぎると指摘されている場合にのみ、この調整をしてください。ThreadStackSize
を OS のデフォルト値よりも小さな値にすることで、子プロセスあたりの
スレッド数をより多く持たせられるようになります。
このタイプの調整は、テスト環境でウェブサーバを完全に
テストできる場合に限って行なうべきです。
まれに多数のスタックが要求されるリクエストを受けることがあるかも
しれないからです。
Web サーバの設定を変更すると、現在の ThreadStackSize
の設定が取り消される場合があります。